工事保険とひと口に言っても、内容や種類も保険代理店によってさまざまです。保障内容をよく確認しましょう。

任せっきり、信じすぎで大損害を被ることも。

建設工事保険はむずかしい保険ではありますが、時間をとって多少の勉強をしていけば、素人でも契約内容の是々非々くらいは理解できます。

いちばん良くないケースは、保険代理店の担当者に任せっきりになってしまうことです。

工事現場については代理店の担当者は素人であり、施工会社や下請け会社がプロという関係にあります。

「日本人は信用しすぎる民族だ」と海外の人から良く言われますが、保険は建設工事保険に限らず信用しきってしまう商品ではありません。

むしろ契約条項や特約の1行1行を疑ってかかって、代理店の担当者から言質を取るくらいの用心深さが必要です。

なぜかというと工事保険などの保険商品は、法律のカタマリだからです。

工事保険を悪く言うつもりはありませんが、法律のプロがつくった商品は、つくった人や会社に有利なようにできています。

素人なのに何も疑わず、たいした質問も勉強もせずに契約してしまったら、“法律の思うツボ”です。

ある弁護士が、「法律は弱い人の味方をするのではなく、法律を知っている人の味方をする」と語っていました。

法律のカタマリである建設工事保険などは、その象徴のようなものです。

法律(契約内容)を知らなければ、月々の保険掛金だけを支払わされて、実際は工事現場に合致していないために補償されなかったというようなハメになります。

建築物や工事・施工方法は工事保険よりも速いスピードで進化しています。

代理店の担当者に質問をしてある程度の内容が把握できたら、第三者に建設工事保険の内容を精査してもらいましょう。

ウチは塗装業者だから、ウチは小さなリフォーム業者だからと言っても、事故が起きれば大企業と同額の賠償金が求められます。

工事現場の進化と建設工事保険の中身の整合性くらいは解明しておくべきです。